Step⑦:間取りは自分らしく
間取りは自分で描く
住宅メーカーより間取り案を貰ったのち、縮尺を参考にしながら自分で間取りを描いてみましょう。
注文住宅で家を建てるのに、住宅メーカーの提案をそのまま受け入れるのはやめましょう。もちろん、それが気に入れば問題ないですが、それなら建売を購入するほうが安く済みます。
基本的に、注文住宅メーカーの営業は「クレーム」をどう回避するか、を重視します。
よほど「デザイナーズハウスを経験し、自分に自信があるような無茶苦茶な変わり者の担当者」でない限り無難な案が提案されます(笑)
自分が提案した場合、それが顧客の要望に沿わなければ、クレームへと繋がり、メーカーが費用持ちになってしまうこともあるでしょうから、無難な提案となるのです。
自分が一生涯住む家を注文住宅で建てるわけですから、どのような家に住みたいかを楽しく熟考し、イメージをつくり込んでください。
Step②で「図面作成費用は固定であるか」を確認したのは、ここで理想の間取りを制作するためです。
新居に取り入れる部屋や視点等
1.ランドリースペース
花粉症の人は必須。室内干しでも隔離された部屋なので、気になりません。扇風機を弱で回しておけば冬でも乾きます。また、梅雨時期は湿気取りを置いておけばカビも生えません。
2.パントリー
共働きで買いだめやコストコを使う人が食材を置くために、また冷蔵庫の熱効率をあげるため。(※風水が気になる人は、鬼門か裏鬼門に設置出来ます)
3.シューズクローク
4.ウォークインクローゼット
寝室に設置し、電気を中で点けれるようにすれば、遅く帰ってきても、服を着替えたり取り出したりすることができます。
5.屋根裏部屋(ロフト分を活用)
床面積に含まれないロフトを作っても活用しないことが多々あります。それならば、屋根裏にすることで、物置として活用することができます。
6.スケルトン階段か囲階段
吹き抜けを活用してオシャレに見せるならスケルトン階段。また廊下を無くすことにも繋がります。エアコンの熱効率は悪くなるので、気になる方は、囲階段がベストです。
7.和室
子供が小さい時は使うかも・・・。よっぽど拘りがないと使いません。他の部屋にすることをおすすめします。
8.書斎
我が家はシアタールームにしました。(※風水が気になる人は、鬼門か裏鬼門に設置可能です)
9.キッチンの向き
キッチンは必ずリビングに向ける必要はありません。このようにカウンターキッチンにすることが出来ます。
10.仏間
家から譲り受ける予定のある人は。生活様式に合わない場合は、仏間をなくし仏壇の小型化を検討してもいいかもしれません。
11.ルンバの発進スペース
意外とあると便利です。
・その他、注意点
1.周りの家や今後の新築が建った場合どのようになるか。「窓や玄関から観える景観」や「勝手口が隣のリビングの前に来ないか」等。
2.日の入り方。(朝日、西日)
3.家事導線(買出ししたときの搬入も)
4.ゴミ捨て(家の中及び外のゴミ箱)
5.朝起きての動き。
6.お洒落なだけで使えないスペースはないか。
7.友人や親戚が来た時に、動きづらくないか。
8.収納は多めに。床下収納も活用。
9.子供が小さい時だけしか使えないものになってないか。
等を考慮してください。意外と抜けてる視点があるので、しっかり確認してくださいね。
描いた間取りはこちら
こんな雑な手書きが
こうなりました!
なお、これらを打ち合わせて、間取りを決めていく際は、議事録を作成し、お互いのサインをするようにすること。住宅メーカーの営業が作ってくれることもあります。議事録を残すことを嫌がらない住宅メーカーは誠実で良いメーカーであると思います(辰巳住研はそうでした)
また、自分もノートやパソコンで要望する事項やそれに対する回答をまとめるようにするといいでしょう。
スマホでも共有するため、Evernoteとかがオススメです。